今更ながら、ネットの匿名性の是非だって

 そんな話題がR25に出て、ミクシィニュースにも載りました。
 んー。
 2年半前にしてるな、この話題。これこれこれね。
 このときは実名擁護に立っていました。根本ではそれは変わりません。
 んで、今の意見(ミクシィの日記)を見ると、匿名じゃなきゃいえないことのふり幅が大きすぎるように思えるのですよ。
 インモラルな発言ができなくなる、という意見に関しては、そもそも言っちゃまずいことなんだからいうなよ、って思うのですよ。なんでそういうことを「インターネットだから」「ブログだから」いうのか。言っちゃいけない意見なら人前で言わずに酒の席でこっそり話せよと。
 と、ここまで書いて思った。
 
 もしかして、この場合の「匿名」って「個人を絶対に特定できないこと」を指しているのだろうか?
 
 だとしたら、匿名と実名って論争自体が幻想でしかなくなる。
 インターネットにおいて、絶対に個人を特定させない方法はない、と思っています。
 どうしてもそうしたければ、不正規にどこかの回線を間借りして、発言したPCを廃棄するぐらいしかないんじゃないかと。間借りする回線も日本以外の回線を使えば足がつくまでに時間はかかるかな。
 ……どこのクラッカーですか、って話ですけど。
 とにかく、「匿名」という存在自体があやふやなものでしかない以上、絶対に自分を特定されないからという思い込みで発言をすることが如何に危険な行為か、簡単に想像がつくものだと思うんですけど……そうじゃないからこういう論争になるのかな。
 もっとも、俺自身がめんどくさがりなので、むかーしから「ハンドルネームが違うなら別人」だと意図的に扱うようにしてますけど。
 だって、複数のHNを特定個人に結びつけるなんて考察作業、めんどくさくてやってられませんがな。
 そういう意味で、たとえば書くものの内容でペンネームを変える作家、出演するものの内容で芸名を変える声優など、個人を特定させない手法はむかーしから使われているわけです。
 はたして、じゃあ名前を書くことはすなわちその人個人を特定する手段になるのか、と。
 実名でも匿名でもどっちでもいいので、言い逃げる適当な行為そのものは否定していきたい。言うからには不特定多数が見る可能性を考えておけ、それが怖いならそもそも言うな、言ったからには責任を持て、言ったことで自分以外の何かがどうなるのか想像を働かせろ、というところですか。
 第一、言い逃げってかっこよくないよ? 「今日はこのぐらいで勘弁してやるからなー!」ってセリフ、かっこいいですか?